ドクターブログ
うーん。なかなか良いお話が出来なくてすいません。
岐阜県で歯医者さん、ついに刺殺されてしまいました。
最近まで、参考記事へリンク可能だったのですが、
削除されてしまいました。「岐阜県 歯科医師刺殺」
で検索するとまだ情報が出てきますが。
私の解釈は、
やや普通ではない患者さんが、歯周病で抜歯が必要な歯に対して
適切な処置（抜歯）を行ったところ逆恨みされて刺されれて死んだ。
犯人は、その件以外でもなにかとクレーマーで有名であった。です。
医療従事者は常に逆恨みされやすい存在ですが、
しつこいようですが、コミュニケーション不足が原因だと思います。
また、特に歯科においては患者さん側にも
「歯のことくらい自分でもわかる」
「命に係わらないし、治療希望は自分で決めれる」
みたいな気持ちが一部の患者さんに見え隠れします。
例えば、高血圧症の患者さんに「血圧はどのくらいですか？」
と尋ねると、「虫歯治療に関係あるの？？」みたいな反応を
示す方もいらっしゃいます。
また、お薬手帳を歯科に持ってくる患者さんは多いとは言えません。
歯科治療においても各種投薬は行いますし、
麻酔の注射１本で死亡例も少なくありません。
歯の治療を軽んじるのは自由ですが、
当院歯科医師は命がけで診療しています。当院では
さりげなく「今日は体調悪くないですか？」と尋ねながら
患者さんの顔色、緊張程度、息遣い等を真剣に診ています。
場合によっては、「今日は本来の予定以外の診療にしましょう」
と言う事もあります。
全ては患者さんの為を想っての事です。
「大丈夫、大丈夫、さあ麻酔しますよ～」はヤブです。
当院歯科医師の判断を信じて下さい。
