食いしばりとは
別名「噛み締め」とも言い、起きている時間に、無意識のうちに歯が接触し、さらには強い力で噛みあわせている状態を言います。通常は、上の歯と下の歯は、接触していない状態ですが、なんらかの原因で食いしばっていることがあります。
食いしばりの症状チェック
- 肩・首筋のこり
- 整骨院に行くと少し楽になる
- 朝起きが辛い
- アゴが痛い
- 日中いつも眠い
以上の項目に1つでも当てはまったら、その症状の多くの原因は
「食いしばり」と関連があるかも知れません。
食いしばりの原因
- 強い力で噛む習慣が続いている
- 子どものころから強い力で噛む習慣が続き、大人になってもそれが抜けずに強い力で噛み続けると食いしばりを引き起こしやすいです。また、奥歯ばかりで噛み、前歯を使わない習慣がついており、その奥歯の緊張が脳にインプットされて、夜寝ている間にも奥歯で食いしばる習慣がついてしまっています。
- 虫歯がある、歯の噛み合わせが悪い
- 虫歯や歯の噛み合わせが悪いとおかしな食べ方が癖になります。また、歯が無い箇所には歯が補填する現象が起きます。この現象によりうまく噛み合わせることができずに、無意識に削ろうとし歯ぎしりが増えていきます。
- 枕の位置が高い
- 枕の位置が高いと、顎が引いた状態になりこの状態を不快に思い歯ぎしり・食いしばりが増えていきます。
- 精神的要因・生活要因・家庭要因・職場要因
- 引越しや入学、転職といった環境の変化や大きなストレスが加わったことが原因で起きることがあります。
またパソコン、スマホ、家事・・・何かに夢中になっている時、無意識に上下の歯で食いしばっている可能性があります。
食いしばりが歯に与える悪影響
- お口まわりの不調
- 長い期間になると歯だけでなく顎や顔の形にまで影響が広まります。顎関節症が代表的なもので、お口を開けようとするとアゴが痛くなります。
- 知覚過敏、歯痛、咬合痛
- 歯がしみたり、歯が痛くなったり、噛むと痛くなります。
- 歯根破折、歯周病悪化
- 歯が割れたり根が折れたりします。歯石等が無くても歯がグラグラ揺れて最終的に脱落に至ります。
当院の食いしばりの治療法
注意:基本的に食いしばりは治りません。対症療法になります。
- マウスピース
- 現状把握と説明